都営住宅、自治会役員さくらさんの日記

都営住宅に住み、自治会の副会長をしています、さくらです。 都営住宅に住んでいらっしゃる方や、自治会役員になってお悩みの方のお役に立てば嬉しいです。

都営住宅。要望書について

自治会では、いろいろな問題が発生してきます。

これまでに出てきた問題を少し・・。

 

◾️ゴミの分別が不十分、不法投棄などゴミ対策

◾️こどもたちのボール遊びによる車への傷

◾️投石による共用部分のガラス破損

◾️むかでが発生して住居に侵入してくる

◾️蜂の巣が作られた(アシナガバチスズメバチ)

◾️特定の住民への嫌がらせ

などなど・・

 

JKK東京都住宅供給センター(公社)へ相談するのですが、まぁほとんどは

自治会で対応しなくてはなりません。

でも、公社側でできることもあります。

そのためには要望書を提出する必要があります。

 

要望書の提出があって、はじめて公社も動いてくれるという印象です。

住民の総意として自治会より提出するのですが、

最初はとても敷居が高く感じていました。

しかし、一度提出してみると、もう少し気軽に提出してもいいという感覚に

変わりました。

 

私が関わり自治会から提出したのは、

公園の遊具の設置についての要望書でした。

当団地の公園は、10年以上前に遊具が老朽化で撤去されておりました。

また、遊具による事故の発生が多かった年代だったようです。

そういえばそんな時代があったなぁと思い返しました。

 

そのためもともと公園だった場所には何もなくなり、空き地のようになっており、

子供達は走り回ったり、自由に遊んでいました。

ですが、サッカーや野球ボールで遊ぶ子供が多く、ボールが隣接している駐車場に

入ってしまい、車に傷をつける問題が発生していました。

 

私としては、ボール遊びくらいさせてあげたい気持ちでしたが、

新車など車を所有する人にとっては、大問題だったようです。

 

この件は役員会でも話し合い、私もどうしたら双方にとっていちばんいいのか

対策を考えました。

闇雲にボール遊び禁止!!とするのがどうしても嫌だったのですね。。

会長も同意見でしたので、さてどうしたものかと考えました。

 

まず考え付いたのはベタな感じですが、看板の設置です。

◾️ボール遊びについての看板を設置する案

ボール遊び禁止!!という看板ではなく、やんわりと遊び方を示す看板。

イラスト入りで、子どももわかりやすいものを考えました。

 

ですが、、

看板を設置したからといって防げる問題ではないなと思いました。

看板がある事で、子供たちに注意はしやすくなると思いましたが、やっぱり防げないですね。空き地があれば遊ぶのが子供たち。

 

ここで、考えていくうちに遊具の復活を思いついたのです。

空いているスペースに遊具を設置すれば、ボール遊びするスペースが

なくなるので防げるのではないか。

遊具で遊ぶ公園にすれば良いのではないかと。

 

遊具って高いものですし、自治会負担で設置するのは到底難しい事。

ですが公社に相談してみたところ、要望書を提出すればおそらく設置可能ですよという答え。

希望が出てパーっと明るくひらけた気持ちになりました。

 

大きな内容でしたのでそれからが少し大変でしたが、まずは役員に提案。

子育て世代の役員にも意見を聞きながら、役員会では意見がまとまりました。

 

その後、自治会便りで住民にお知らせし、全世帯にアンケートを取りました。

結果は賛成多数でしたので、無事に要望書を提出したのでした。

 

それから都からの連絡を待つ事、数ヶ月・・・。

通ったのか気になって仕方なかったのですが待つしかありません。

何度か連絡もしました。

公社側は、予算の割り振りがあり、大きい案件ですと、次年度の予算に

組み入れる事になるそうです。

提出が9月でしたが、きちんとした結果をお聞きするのは年度末頃までかかりました。

 

この件があり、役員も2年続けてする事に。

任期は単年と規約で決まっていたので、この問題は規約改正として臨時総会を行いました。

だって遊具の設置までみたいじゃありませんか!!

普通の一般ぴーぽーが、遊具設置に関われるなんてそうそうある事ではありません。

よくやったなと今では思います。

 

まとめると、要望書を提出することで、できる事があるという事。

どうせ無理だと思うとアイデアもなにも生まれません。

不可能だと思わず、動いてみることが大事だなぁと思っています。